善意の基準局 掲示板 再掲

弊社の事務所移転で、以前の事務所と同じようにGNSS基準局の再開を準備したが、およそ1年がかりではあったが再開することができた。

左上にGNSS2周波アンテナ(ロールオーバー(このアンテナとセットのGNSS測量機(受信機)では衛星の受信時刻を更新できない状態の事をメーカーがこう言うらしい)(衛星からの時刻情報を現在の時刻に補正できなくなってその補正データをメーカーが提供しなくなった、故に中古市場で安く売りに出された)した)に直径40cmくらいのアルミ鍋のフタ(廃品の再利用)のグランドプレーンを装着。(以前は1周波であったがこの事務所では2周波アンテナを設置できた)

現事務所のロケーションの問題などと思われるのだが、位置の決定と基準局周りでのFIX解の得られにくさから正式運用をためらわざるを得ない状況であった。(近隣の電子基準点ー戸河内Aとはきれいな解析結果が得られるのだが、電子基準点の対芸北や対千代田との観測結果が正常に得られなくて公開することをためらっていた、また事務所LAN内でのFIX解も容易に得られないという状態で、原因の究明に時間を要した)(試験観測時の受信機の置き場所とか、色々と勉強になったのでは有るが)

アンテナの高度や、同軸ケーブルの太さや長さ(極力短く)の向上と、対芸北、対千代田の解析には衛星の高度(仰角)の設定などを適正にすることなど、できる限りの対策を施し、一応満足できる状態にできたので善意の基準局掲示板(https://rtk.silentsystem.jp/)に位置データなどを正式に更新アップし公開した。

設備も以前の1周波(M8系)の運用から2周波の運用を計画してF9Pを入手したがその設定に手間取り、とりあえず以前と同じように1周波のU-bloxでの発信での再開とした(F9Pの設定ができ次第切り替える予定)

安芸太田町(人口が広島県一少ない街でのGNSS基準局の稼働、と、いう愉快な(?))状況をぜひ利用しほしい。

(現在のところ、測量事務所の測量士が電子基準点(戸河内A、芸北、千代田) からの3次元網平均計算をしたアンテナ中心の座標位置(元紀)を発信している。対 佐伯 益田 広島A 弥栄 などでも十分な観測結果を取得できている)

写真はこれまでの解析に使用した状況のほんの一部。

配信はRTK2GOを以前は使わせてもらっていたが、データの取得方法に変更があったようで、より利用しやすそうなCQNTRIPのお世話になっている(Special Thanks to CQpublisher)

CQ出版社は管理者がまだ10代前半の頃からCQ誌やトラ技などで勉強させてもらった雑誌である。

この年になってまた五円があるとは。五円ではなくご縁。。。

 

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